ヴィクトワールピサが国内で制したG1レースは皐月賞と有馬記念の二つで、獲得賞金は合わせても約3億円だが、世界各国のトップクラスの馬たちが出走する、賞金総額400万ドルのドバイワールドCを制し、生涯総獲得賞金額の10億9000万のうちの半分近い約4億9000万円を獲得した。
大型で跳びの大きい走法だが、上手く流れに乗る器用さがある。そのため、どの位置からそつなく立ち回ることが可能で、一般的に大跳びの馬が苦にするとされる小回りの中山競馬場で重賞を4勝している。デビュー当初は差す競馬をしていたが、有馬記念、ドバイワールドCでは直線で早めに先頭に立ち、そのまま押し切るレースをした。