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アドマイヤムーン

17戦という少ない戦績で10億円ホースに到達したアドマイヤムーン。当然、少ないレースで10億円ホースに到達しようとすれば、高額賞金が多いレースで勝利を収めなければいけないだろう。中でも、ドバイデューティフリーと、ジャパンカップだけで、約6億円もの賞金を得たのが、大きな要因だろう。

初のG1制覇は、海外でのレース、ドバイデューティフリーだ。直線での切れ味には誰もが目を見張った。その後、宝塚記念を制し、秋のジャパンカップを立て続けに制したことによって、“中距離の王者”と呼ばれるように。
ラストシーズンの秋にひとつの変化があった。それは、40億円もの破格のオファーでトレードが成立したことだ。アドマイヤムーンの瞬発力・競争能力は魅力を放ち、種牡馬として将来性が、自らが獲得した賞金総額よりも遥かに上回る評価を得たということだろう。